今回は、

『高度プロフェッショナル制度』

をお話いたします。

 

2019年4月から施行となります。

『高プロ』と略すこともありますね。

 

どのような制度かと言うと、

完全に成果主義の制度。

成果を出せばその分、

給料や賃金に跳ね返ってきます。

 

その代り、

成果以外の要因である働いた時間に

ついては考慮されません。

 

つまり、労働時間はもとより

残業・時間外労働、休日の労働、

深夜の労働がカウントされない

働き方ということです。

 

 

極論を言えば

成果を出せば100、出なければ0。

 

しかし、成果を出せるのであれば、

働く時間は関係ないので自由にできます。

 

例えば、育児や介護などで働く時間が

限定される方の場合、効率よく集中して

働くことができる利点もあります。

 

対象となるのは

特定の業種や年収の方に限られ、

 

１）金融商品の開発

２）ディーリング業務

３）アナリスト

４）コンサルタント

５）研究開発業務

 

となります。

 

これらの業種で働く方であって、

年収1,075万円以上の方が

対象とされています。

もちろん、本人の同意を必要とします。

 

『高度プロフェッショナル制度』を

適用するためには

 

・ 年間104日の休日を取得させて、
健康を確保する措置を講ずること

・ 本人の同意を得ること

・ 労使委員会の決議等を実施すること

 

などの条件をクリアすることが必要です。

 

今後は、時間よりも成果、量より質によって

評価される働き方も選べる時代が

やってくるのかも知れませんね。

 

ご参考になれば幸いです。

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