今回は、

月に60時間を超えた残業代は

1.5倍になるの?

についてお話いたします。

 

前回は、時間外労働の延長できる上限に

ついてご紹介しました。

 

似たようなテーマですが、

こちらは残業代(割増賃金)のお話となります。

働き方改革のひとつである「長時間労働の是正」、

前回が時間による是正なら今回はお金による是正

いうことになりますね。

 

 

例えば、月80時間残業をした場合、

残業代は通常の何倍になるでしょうか。

恐らくご存知かと思います。

 

1.25倍ですね。

 

60時間までが1.25倍で、

60時間を超えた部分は1.5倍となります。

さらに深夜(22時から5時)に働いた場合は

1.75倍と上がります。

※もちろん例外もあります。

 

実は、大企業ではすでに適用となっています。

大企業で働いている方はご存知かも知れませんね。

 

では、それ以外の中小企業は?

猶予、つまり様子見の期間とされていました。

それが終了というわけですね。

 

施行は2023年の4月から。

少し先のお話ではあります。

 

経営者や管理職の方であれば、

残業を月60時間以内にどう抑えていくか。

また、労使協定を結べば、

超えた部分を有給休暇として与える

 

代替休暇制度

 

もありますので検討してみるといいと思います。

 

会社員の方などであれば、

月60時間を超えると残業代の割増率は1.5倍になり、

その部分は有給休暇となる可能性があることを

覚えておくといいと思います。

 

残業60時間、

わかりやすく月20営業日だと1日3時間以内の

残業になりますよね。

9時18時の会社なら、

夜の9時前には会社を出ないといけない。

 

忙しい時期はなかなか厳しそうですね。

ご参考になれば幸いです。