投資信託の債券を購入する時のポイント!
iDeCo個人型確定拠出年金には
「元本確保型」と「投資信託」という商品があるとご紹介しました。
資産を運用してくれる銀行や証券会社、保険会社など
いわゆる運営管理機関は数多くあり、
投資信託の商品も同様に数多くあります。
ですが、扱っているものは株式や債券とほぼ同じものです。
今回は、投資信託の「債券」についてお話いたします。
投資信託における債券
債券とは国や企業がお金を借りるために発行する証券で、
借用証書のようなものと考えるとわかりやすいです。
投資する資産の中ではローリスク・ローリターンの資産です。
株式と違う点は、定期的に利息(クーポン)が貰えること、
満期日まで持っていると元本(額面金額)が戻ってくることです。
例えば、額面金額100万円で利率1%、満期5年の債券を購入した場合、
毎年1万円の利息が発生し、5年後は元本の100万円が戻ってくる。
1万円×5年=5万円 + 100万円 = 105万円 5万円の利益
ということになります。満期前に売却することも可能です。
債券価格の変動は、金利によって影響を受けます。
金利が上がると債券の価格は下がり、
金利が下がると債券の価格は上がる。
運用方針とベンチマーク
運用方針には、ベンチマークが使われます。
運用する際に目標とする指標のこと、これをベンチマークと言います。
そして、このベンチマークの指標と同程度の成果を目標とする運用を
インデックス運用、インデックスファンドまたはパッシブ型と呼び、
指標を上回る成果を目標とする運用をアクティブ運用、
アクティブファンドまたはアクティブ型と呼びます。
国内の債券の代表的なベンチマークは
「NOMURA-BPI」で8割は国債で構成され算出される指数です。
国外の債券の代表的なベンチマークは
「シティ世界国債インデックス」があります。
費用・コスト
費用、コストについては、一般的にはアクティブ運用の信託報酬の方が
インデックス運用に比べて高く設定されています。
ローリスクローリターンの資産なので、信託報酬の高い商品を選ぶと
ほとんど利益が出ない場合があるので注意が必要です。
購入を検討する際には運営管理機関で確認してみてくださいね。
ご参考になれば幸いです。