運用における6つのリスク

iDeCo個人型確定拠出年金には運用における6つのリスクがあります。

リスクと聞くと「危険」をイメージしてしまいますが

投資におけるリスクとは「値動きの幅」のことを指します。

運用する資産(株式や債券など)によって該当するリスクも

違うのですが、どのような要因によって値動きに影響を与えるのか。

今回は、その6つのリスクについてお話いたします。

iDeCo個人型確定拠出年金の運用における6つのリスク

1.価格変動リスク

投資信託に含まれている株式や債券の価格が変動するリスクです。

景気や政策、経済状況そして各会社の業績による影響が要因となります。

 

2.金利変動リスク

市場金利の変動によって、投資信託に含まれる債券の価格が

変動するリスクです。金融政策による金融の引き締めや金融緩和などが

その要因となります。債券の価格は市場権利が上昇すると下落し、

市場金利が下落すると上昇します。

 

3.為替変動リスク 

為替レートの変動によるリスクです。

外国株式や外国債券などに投資する投資信託の基準価額は

為替レートの変動による影響が大きいです。

 

4.信用リスク

債券を発行した国や企業などが、財政難や経営不振などによって

利息や償還金を支払うことができなくなるリスクです。

 

5.インフレリスク

インフレーション(物価の上昇)による、

お金の実質的な価値が減少するリスクです。

 

6.カントリーリスク

投資対象国・地域において、政治経済の情勢の変化などにより

既存の取引が継続できなくなるリスクです。

 

運用する資産によって影響を大きく受けるリスクが異なります。

例えば、

債券なら「金利変動リスク」「信用リスク」「インフレリスク」

株式なら「価格変動リスク」「信用リスク」

などのリスクが大きな影響を与えることになります。

 

ご参考になれば幸いです。