先日、書店を覗いてみら『東洋経済』で
丸々年金を特集していました。
「年金 大激震」というタイトルです。
早速購入して中を読んでみると
年金を増やす方法のひとつである
「繰り下げ支給」についての記事が
ありました。
ここでひとつ質問です。
「公的年金(厚生年金と国民年金)
の繰り下げ支給」
ご存知でしょうか。
この記事に載っていた1000人アンケートによると
「よく知っている」は1割程度だそうで
「ある程度知っている」を含めても5割程度と
いう回答結果になっていました。
そこで今回は、
『年金を増やす繰り下げ支給』
についてお話したいと思います。
あなた自身はもちろん、
ご両親やお知り合いの方で
そろそろ年金を貰い始める時期の方が
いらっしゃったら、
ぜひ教えてあげてください。
まず制度の仕組みから。
知っておくと役立ちそうな部分だけ
お伝えします。
原則65歳からもらえる公的年金、
65歳からもらわずに
1年間待ってから66歳以降70歳までの
好きな月からもらうように後ろに
ずらすことができます。
そして、
このずらす期間が長いほど増える率が
上がっていく仕組みになっています。
どれだけ増額されるかと言うと
66歳ならもらえる金額の8.4%増し、
67歳なら16.8%増し、70歳なら42%増し、
1ヶ月後ろにずらすごとに0.7%増額されます。
次に手続き。
年金がもらえる年齢に近づくと日本年金機構から
「年金請求書」などが郵送されてます。
この請求書を提出せずに、
66歳以降70歳までの間で
繰り下げ請求をすればいいだけ、
実に簡単です。
ポイントは、
提出せずに66歳まで1年間は
待っているという点ですね。
あくまで情報として知っておくと
いいかなという内容です。
実際に年金請求書などが届いて、
「繰り下げ支給を考えようかな?」という場合は
一度年金事務所などに確認することをおすすめします。
というのも、
他の年金の権利が発生すると繰り下げできなかったり
国民年金か厚生年金の一方はすぐにもらいたいが
もう一方は繰り下げたいとなった場合はすぐ手続きが
必要となったりします。
年金制度は少々複雑ですので
一度連絡してみると安心かと思います。
ご参考になれば幸いです。