今回は、

iDeCoで増やした資産の受け取り方

についてお話いたします。

 

将来、運用によって増やした資産を

受け取る時には3つの方法が選べます。

 

1)一括でもらう「一時金

2)年数回に分けてもらる「年金

3)一時金と年金の「併用

 

の3種類です。

 

 

【一時金】

一時金は、60歳から70歳までの間で

貰うことができます。

「なら、早いうちに60歳に

なった時点でもらおう!」

と考えるかも知れませんが、

ちょっと待ってください。

 

資産の運用は引き続き

継続していくことを考えると、

違う見方もできます。

 

60歳ではなくて65歳に

一時金で受け取ることにした場合、

64歳まで預けている資産は

引き続き運用されています。

 

60歳で貰うよりも資産が

増えている可能性もあるわけです。

 

受け取る時期を後ろにずらしたり、

年金との併用を検討したりするのも

一案だと思います。

 

もちろん、

60歳で一括受け取りもいいと思います。

 

【年金】

年金は、受取期間を5年から20年以内、

受取回数を年1回から12回まで

選ぶことができます。

年1・2・3・4・6・12回 

※運営管理機関によって異なる

 

例えば、公的年金の支給が65歳からの

場合としましょう。

60歳から64歳までの5年間を

イデコで増やし資産で賄っていく。

 

5年で年6回の受け取りにした場合、

受け取り回数は30回ですね。

 

ざっくりと言えば

増やした資産を30回に分けて

受け取るということになります。

 

【注意点】

50歳以上でイデコへ加入した場合、

受け取る年齢は61歳以上になります。

 

加入期間が

 

・8年以上10年未満だと61歳

・6年以上8年未満だと62歳

・4年以上6年未満だと63歳

・2年以上4年未満だと64歳

・1ヶ月以上2年未満だと65歳

 

となります。

 

また、年金での受け取りの場合には

運営管理機関に資産を預けている間は

口座管理手数料がかかる場合があります。

 

なお、振込みの都度手数料が

税込432円かかってきますので、

先程の例だと30回分必要となり

約1.3万が必要となります。

 

ご紹介の内容は制度上のお話ですので

運営管理機関によってはもっと

柔軟な受け取り方を提供している機関も

あるかも知れません。

 

受け取り方についても、

運営管理機関を選ぶ際には

ぜひ確認してみてくださいね。

 

ご参考になれば幸いです。