みんなの年金保険料の運用ポートフォリオはどうなっている?
会社員の方などは厚生年金保険料、自営業や学生の方などは
国民年金保険料を納めていると思います。
現役世代が保険料を納めて、その保険料で高齢者世代に年金を
給付するという「世代間扶養」の仕組みがとられています。
「世代間扶養」は、ニュースで見たことがあると思います。
現役世代の保険料をそのまま高齢者世代の年金給付に
充てることができれば、丸く収まる話なのですが。
しかし、少子高齢化が急激に進んでいるためそうもいかない。
ではどうするのか?
私たちでいうイデコと一緒ですよね。増やすしかない。
そこで、集めた保険料の一部を年金積立金として運用し、
その運用収入を年金給付に活用することにしています。
今回は、みんなの年金保険料の運用ポートフォリオについて
お話いたします。
年金積立金管理運用独立行政法人
(Government Pension Investment Fund)
具体的には、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が
年金積立金の管理・運用を担当しています。
ここでの収益をもって、厚生年金保険事業及び国民年金事業の運営を
安定するよう日々頑張っている訳ですね。
なぜ今回このテーマを選んだかと言いますと、
日経新聞にGPIFの記事を見つけたからです。
要点をご紹介すると、GPIFの運用指針が載っていて
「柱とするのは長期志向。企業の持続可能性を重視し、
企業統治の体制が整っているかなども判断材料にしたい。」という内容。
GPIFという公的な機関はどのような運用ポートフォリオを
組んでいるのか気になりませんか?
イデコに加入した際の運用ポートフォリオの参考になるはずです。
GPIFは自身のホームページで「基本ポートフォリオ」を
公表していますのでご紹介しますね。
GPIF 基本ポートフォリオ
構成割合
国内債券35%・国内株式25%・外国株式25%・外国債券15%
厚生年金や国民年金の年金積立金の運用ポートフォリオでした。
ご参考になれば幸いです。