20歳代の会社員独身がイデコを始めるなら？
イデコは20歳から加入することができますが、
老後の年金づくりは
『始める年代』 20代・30代・40代・50代
『職業』 会社員・公務員・自営業・専業主婦（主夫）
『生活環境』 独身・既婚（夫婦）・既婚（夫婦＋子ども）
などによって大きく違ってきます。
状況に応じて、どのような「運用商品のポートフォリオ」を
組めばよいのかご提案してみたいと思います。
今回は、20代の会社員独身の方を対象としてお話いたします。
新卒や第二新卒あたりであれば実家暮らしの方も多いと思いますし、
イデコの掛け金は捻出しやすいのではないでしょうか。
長期投資が可能
イデコは60歳以降の支給となりますので、
30年以上の長期の運用が可能となるのは魅力的です。
長期投資と分散投資を行うことで、
老後の年金額を大きく増やすポートフォリオを組むのはいかがでしょうか。
年金額を大きく増やしたいポートフォリオ
大きなリターンを見込める株式中心のポートフォリオがいいと思います。
・国内株式40％～50％
・海外株式30％～40％
・海外債券20％～30％
・REIT10%～20％
で組んでみるのはいかがでしょうか。
月々の掛け金の金額
お勤めの会社によって、上限額が12,000円から23,000円となります。
独り暮らしや車の購入、結婚や住居の購入など、出費の予定を考慮して
掛け金を決めるといいと思います。最低5,000円からで1,000円単位です。
掛け金を払い続けないといけないの？
20代の方によくある「60歳まで払い続けることできるか心配」というご意見。
もしかしたら、確定拠出年金と「年金」という単語が入っているので、
掛け金は毎月支払うものと誤解しているのではないでしょうか？
もちろん払えるなら問題ないですが、
年に１回、掛け金を変更することができるので減額することも可能です。
もし、掛け金の引き落とし口座に掛け金分のお金がなければ、
『その月は掛け金の追加なし』となるだけです。
リスクを抑えたいポートフォリオ
年金額を大きく増やすよりは減ってしまうリスクを抑えたい。
という方のために手堅い債券中心のポートフォリオもご紹介しますね。
・国内債券40％～50％
・海外債券30％～40％
・国内株式30％～40％（もしくは元本確保型の商品）
などがいいと思います。
ご参考になれば幸いです。
