投資信託の株式を購入する時のポイント!

iDeCo個人型確定拠出年金には

「元本確保型」と「投資信託」という商品があるとご紹介しました。

資産を運用してくれる銀行や証券会社、保険会社など

いわゆる運営管理機関は数多くあり、

投資信託の商品も同様に数多くあります。

ですが、扱っているものは株式や債券とほぼ同じものです。

今回は、投資信託の「株式」についてお話いたします。

 

投資信託における株式

株式とは企業が資金調達のために発行する証券で、

投資する資産の中ではハイリスク・ハイリターンの資産です。

株式と言っても、国内、つまり日本の株式を購入する商品と

国外である海外の株式を購入する商品があります。

株価の上昇には、景気が上向いたり円安になったり、

また金融が緩和されたり、企業の業績が向上したり、

などが影響してきます。

海外の株式の場合には、為替の変動が加わります。

 

運用方針とベンチマーク

運用方針には、ベンチマークが使われます。

運用する際に目標とする指標のこと、これをベンチマークと言います。

そして、このベンチマークの指標と同程度の成果を目標とする運用を

インデックス運用、インデックスファンドまたはパッシブ型と呼び、

指標を上回る成果を目標とする運用をアクティブ運用、アクティブファンド

またはアクティブ型と呼びます。

日本の株式における主なベンチマークは、

「日経平均株価指数」と「TOPIX(東証株価指数)」があります。

海外の主なベンチマークは、「MSCIコクサイ・インデックス」というもので、

日本を除いた22カ国の株式から算出される株価指数です。

ちなみに新興国の株式におけるベンチマークは、

「MSCIエマージングマーケットインデックス」というもので、

23か国の株式から算出される株価指数です。

例えば、ブラジル、メキシコ、南アフリカ、エジプト、

中国、韓国、台湾などです。

今後の人口増加や豊富な資源によって成長が見込まれる国々ですが、

インフレや通貨の変動によるリスクも考慮に入れないといけません。

 

費用・コスト

費用、コストについては、一般的にはアクティブ運用の信託報酬の方が

インデックス運用に比べて高く設定されています。

ベンチマークを上回るための施策、手間賃分なのかなと

個人的には認識しています。

購入を検討する際には運営管理機関で確認してみてくださいね。

 

ご参考になれば幸いです。