老後に必要なお金
老後に必要なお金はいくらなのか。
老後と聞いて最初に思い当たることは
「老後にもらえる公的年金はいくらなの？」
ではないでしょうか？
「イデコ」で老後の年金を作るのはいいけど・・・、
テレビCMや新聞で宣伝している
「つみたてNISA」で資産形成するのもいいけど・・・。
そもそも公的な年金はいくらもらえるのさ？
という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
老後の公的年金モデルケース
ひとつモデルケースをご紹介したいと思います。
夫：会社員 年収500万円 40年勤続
妻：専業主婦 40年連れ添う
このような夫婦の場合、貰える年金額は
夫婦合わせて月額約22万円です。
（平成28年度の金額で試算）
そして、
老後に必要な生活資金は約28万円という
統計データがあります。
（総務省 家計調査年報2015）
この差額6万円が不足分になるわけです。
ここで問題がひとつ。
空白の５年間
イデコの年金支給は60歳からですが、
公的年金の支給開始年齢は原則65歳です。
60歳で定年や継続雇用でも収入減となれば
60歳から64歳までの５年間は
生活資金が約28万円丸々必要になるわけです。
仮に寿命を80歳と考えて計算してみましょう。
・60歳～64歳
５年間（60箇月）×28万円＝1,680万円
・65歳～80歳
15年間（180箇月）×6万円＝1,080万円
1,680万円＋1,080万円＝2,760万円
計算上だと2,760万円を貯めることが
最低ラインとなります。
退職金や貯蓄があればその差額になりますけどね。
実はここまでは、ただのイメージ作りでした。
計算の仕方をご紹介みたいな。
だってモデルケースはどうでもいい。
そう、あなた自身はどうなのかが知りたい訳ですよね。
次回、将来受け取ることができる年金の見込み額を
知る方法をお教えいたします。
ご参考になれば幸いです。
