iDeCo(イデコ)のデメリット
今回はイデコの悪いところをお話します。
悪いところ(デメリット)ですが、
短所と長所は表裏の関係でもあるので
捉え方は違うかも知れませんが
4つご紹介していきたいと思います。
1)60歳まで引き出せないこと。
イデコは原則60歳まで増やした資金を
手元に戻すことが出来ません。
亡くなった場合の遺族への『死亡一時金』と
障害を負った場合の『障害給付金』が
例外的にある程度です。
60歳まで強制的に運用することで
将来の年金を確保できると考えるか、
融通がきかないなぁと考えるかはあなた次第です。
イデコと似ている制度にNISAがあります。
『少額投資非課税制度』のことで
今年から『つみたてNISA(ニーサ)』という制度も始まりました。
こちらはいつでも現金化して手元に資産を戻すことが可能です。
2)職業別に掛け金の上限が決まっていること。
掛け金の月の上限額が職業で違っています。
会社員の方は1.2万円から2.3万円、
企業年金などの有無によって会社員の方は異なります。
公務員の方は1.2万円、自営業の方は6.8万円、
専業主婦(主夫)の方は2.3万円となっています。
今年から年単位での拠出が可能になりましたが、
月の上限額は関係してきますのでご紹介いたしました。
3)会社員や公務員の方は、会社などに記入してもらう書類があること。
事業主の証明が必要になりますので、こっそり始めることは出来ません。
気にならない方は問題ないですが
気になる方はちょっと面倒臭く感じるかも知れないですね。
担当部署の人から余計な一言なんて言われたくないですものね。
4)所得税や住民税が発生しないよう
上手にパートなどをされている専業主婦の方にとっては、
掛け金の全額控除はあまり興味を持たれないかも知れないこと。
運用によって得られた利益が非課税というメリットと
受け取り時の税制優遇メリットは受けられますが、
ちょっと気になるところではあるかも知れません。
感じ方は人それぞれだと思いますが、
イデコの悪いところ4つ、でした。
ご参考になれば幸いです。