こども保険の財源は?
「こども保険」ご存知でしょうか。
日本経済新聞(5/20)に『こども保険 検討へ』という記事を
見つけましたのでご紹介したいと思います。
こども保険とは「勤労者や企業から集めた社会保険料を使って、
子育て世帯の経済的な負担を減らす制度」なのだそうです。
政府は、教育無償化や待機児童解消などをまかなう新たな財源として
年金などの保険料に上乗せして徴収する「こども保険」制度の検討に
入るそうです。また、財源を税金や企業からの拠出金でまかなう案なども
検討し、早ければ年内にも方向性を出すとのことです。
社会保険料
会社員の方であれば
・厚生年金保険料
・健康保険料
・介護保険料 ※40歳以上
が給料から引かれていると思います。
学生や自営業の方であれば
・国民年金保険料
・国民健康保険料
を納めることになります。
ここからさらに「こども保険料」が引かれるということになるのですかね。
検討ということなので、財源が税金や拠出金になることもあるでしょう。
税金が消費税ということになると国民全員が対象者となり、
拠出金となれば会社の経営者が対象者と考えてもいいかも知れません。
いずれにせよ、財源が社会保険料となると
会社員で独身の方やお子さんのいない世帯に不公平感が出てしまうし、
税金や拠出金であっても不公平感は出てしまうでしょう。
少子高齢化に伴う子育てや教育にかかる負担を
社会全体でどう分かり合うか。
どのように不公平感を解消しながら「こども保険」が実現していくのか
注目していきたいと思います。
ご参考になれば幸いです。