今回は
『正社員と非正規社員はどう違うの?』
についてお話します。
「正社員」とはどのように定義されているのか?
と言いますと、実はされていません。
「正規社員とは○○である。」
という法律上の規定は、ないです。
一般的な捉え方としては、
フルタイムで勤務する社員のこと。
お勤めの会社が朝9時から
お昼休憩1時間挟んで夕方6時までなら、
その時間目一杯働く社員が正社員となります。
それぞれ会社によって
8時間働く人が正社員、
7時間半働く人が正社員ということですね。
これに対して、
「非正規社員」とはフルタイム勤務以外の社員を指します。
契約社員でも派遣社員でもパートでもアルバイトでも
フルタイム以外の方は非正規社員となります。
たまに、非正規社員は社会保険は入れないと
認識している方がいますが、
一定の条件を満たせば、
健康保険や厚生年金に入ることができます。
健康保険や厚生年金に入るには、
1日または1週間の所定労働時間
(その会社で決めている就業時間)
の3/4以上働くことで入ることができます。
※労働者500名以内の会社の場合
ちなみに、雇用保険については
下記2つの条件を満たすと加入となります。
1)31日以上の雇用期間があること。
2)週の所定労働時間が20時間以上であること。
総務省の「労働力調査」によると
雇われている社員の内の非正規社員の割合は、
平成元年で19.1%、平成29年では37.3%です。
約4割です。
この割合の傾向から、
非正規社員からの無期転換ルールや同一労働同一賃金、
パートタイム労働法の改正など、
正社員と非正規社員の格差をなくす
取組みが行われている訳ですね。
ご参考になれば幸いです。