今回は

非正規社員として働く時の注意点、

非正規社員を雇う時の注意点

についてお話いたします。

 

同一労働同一賃金の取組みにおいては、

非正規と正社員の不合理な待遇差を

無くしていくことが目的です。

 

具体的には、

業務の内容、能力、経験、

仕事の範囲などが同じであれば

待遇も同じにしないといけません。

 

例えば、非正規は

給料が極端に安い

賞与がまったく出ない

社内研修を受けられない

退職金がない

などの不合理な待遇差を

設けてはならないということですね。

 

裏を返せば、

業務の内容、能力、経験、

仕事の範囲などにおいて、

非正規と正社員で異なる場合には、

それ相応の待遇差はあっても

構わないということになります。

 

 

この度の改正、

会社は待遇差がある場合には、

非正規社員に対してその理由を

説明することが義務付けられました。

 

そのため、

非正規社員を雇い入れる時と

非正規社員から説明を求められた際には、

正社員との待遇差の内容と

その理由を説明しなければなりません。

 

非正規社員を雇い入れる会社として

注意することは、

非正規社員の方への待遇を

きちんと説明すること。

 

基本給や役職手当、通勤手当、賞与、

また、休憩室や更衣室の利用など、

待遇差がある場合には

その内容と理由をあらかじめ

伝えておきましょう。

 

文書で示し、署名・捺印してもらい

保管しておきましょう。

 

非正規社員として働く方が

注意することは、

入社時に正社員との待遇差について

しっかり確認しておくこと。

 

入社時の雇用契約書や

労働条件通知書も目を通しましょう。

 

働き始めて、気になる待遇差があれば

上長にやんわりと質問してみましょう。

改善されるきっかけになるかも知れません。

 

大企業は来年の4月施行、

中小企業は再来年の4月施行と

まだ先のお話ですが、

ご参考になれば幸いです。