職業や立場

今回は『職業や立場によって違うこと』をお話いたします。

大きな違いは掛け金の上限額が違うことです。

以前の動画で簡単に金額だけはご紹介しましたが

ここではもう少し詳しくお話しますね。

 

 

掛け金の上限額

掛け金の上限額が一番高いのは、自営業やフリーランスの方で、

月の上限額が68,000円(年額816,000円)となります。

公的年金では国民年金の加入のみとなりますので

老後の資産を多く増やせるように高く設定されています。

 

次が、会社員と専業主婦(主夫)の方で

月の上限額が23,000円(年額276,000円)となります。

会社員の方は条件付きでお勤めの会社に企業年金を

導入していないことが必要です。

気になる方は総務の方に聞いてみるといいですよ。

 

その次が、企業型確定拠出年金を導入している会社に

お勤めの会社員の方で

月の上限額20,000円(年額240,000円)となります。

 

最後が、確定給付企業年金を導入している会社に

お勤めの会社員と公務員の方で

月の上限額が12,000円(年額144,000円)となります。

 

掛け金の年単位化

なぜ、年額までお伝えしているかと申しますと、

今年の1月から掛け金の年単位化、

つまり1年に1回だけ掛け金を払うことも

できるようになりました。回数はあなたが決めることができます。

 

例えば、月の上限額20,000円(年額240,000円)の会社員の方で

賞与・ボーナスが6月と12月に出るのであれば、

この月に120,000円ずつ払うことが可能になります。

※掛け金を給与天引きにする場合は会社に確認してくださいね。

 

自営業やフリーランスの方で繁忙期と閑散期が

はっきりしている場合も

活用できるかも知れないですね。

 

加入手続き

加入時の手続きにおける違いは、

会社員や公務員の方は「事業主の証明書」という

お勤め先に記入してもらう書類があります。

 

還付手続き

税金の還付の手続きにおける違いは、

自営業やフリーランスの方は「確定申告」

会社員などの方は「年末調整や確定申告」でとなります。

 

将来の年金資産づくりに影響するのは、

掛け金の上限額の違いですから

ここだけ覚えていただけばいいのかなと思います。

 

ご参考になれば幸いです。